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-鈴木まゆみ-「カラダの硬い人代表」

7/1/2016

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「カラダが硬い人代表」

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私、大学はオレゴン大学って言うところに行っていたんです。知りませんよね〜、オレゴン!(笑)映画スタンドバイミーのロケ地だ、って言うとみなさん「あー」っておっしゃるんですが。アメリカ西海岸の緑が多く自然環境や、動物保護に意識の高い人たちが多い地域なんです。実際、私が大学で勉強していたのも環境学と動物、生物学でした。私の尊敬する環境学の教授は木とおしゃべりができるおじいちゃんでした(笑)
オレゴン州は、スピリチュアルなことに関心の高い、いわゆるニューエイジ系の人たちが世界中から集まる場所で、その頃はヒッピーもたくさんいましたね。きっと今もでしょうけど(笑)そしてその頃、鼻にピアスがあいている完全菜食主義のルームメイトに「メディテーションセッション(瞑想会)にまゆみも来ない?」って、誘われてついていったのが今思えば一番はじめのヨガとの出会いでしたね。森の中で座るんですよ。今考えればメチャメチャ怪しいですよね(笑)

もともと私、科学が大好きなんです。答えのある物、目に見えるものしか信じないタイプ(笑)むしろそういうフワフワしたたぐいの事に関して懐疑的で否定的なタイプだったんですが、そこで自然のエネルギーをはじめて感じたんです。「これはお尻の下の地面から何か出てる?周りの木から?空気から?え、自分?何だこりゃ?」って。今思うとこれは全然瞑想体験でも何でもないのですが(笑)自分が否定していた物を実際に感じてしまったのでかなりショックでしたね。あの感覚は今でも覚えてます。
その頃は、まさかうん十年後にヨガの先生をやる事になるなんて思ってませんでした。オレゴンから帰って来てからは、英会話の先生をしながらもその自然のエネルギーの感覚を忘れられず、弟の住むアリゾナ州に行っては外で座るという事をしていました。アリゾナ州もパワースポットの聖地と呼ばれるだけあってオレゴンと並ぶスピリチュアルな場所だったので、同じように自然の不思議や自己探求をする人が多く集まっていて情報に溢れていましたね。
そんな中、英会話学校を通じて出会ったプロアスリート選手にヨガを勧められたんです。私、もともとめちゃめちゃカラダが硬くて、昔からそれをネタにして笑いをとるぐらいだったんですけど、そのアスリートの友人は本気で私の硬さに驚いて「こんなに硬くて、この先歳をとったら筋肉が切れたり関節動かなくなったり、とんでもないことになるぞ。今からなにかやりなさい」って忠告してくれたんです。カラダを動かすプロに言われたもんだから、急に怖くなってやっと本格的にヨガのポーズの練習を始めたんです。もともとインドア派で部屋でダラダラしているのが好きな私は当時イヤイヤですよ(笑)健康とストレスマネージメントのために始めたヨガのポーズがストレスでしかなかった(笑)だから最初は必死でしたよ。あぐらをかいたら後ろにひっくり返るぐらい硬かったんで。でも続けるうちに少しずつ前屈で後ろに見える景色が変わっていったのを今でも覚えてます。
昔の私を知っている友達はみんな驚いてるんですよ!雑誌とかで私を見つけてくれるんでしょうね、「学校の体力測定の時に、立位体前屈でマイナス30センチだったまゆみがヨガの先生?どういうこと??」って電話をかけてくる(笑)仲間内ではカラダが硬い人代表でしたからね。だから自分でも、もともと先生になる気なんて全くなかったんですが「こんな私にもできるんだから、絶対みんなにもできるはず。もしかしてこれを伝えていくことを仕事にできたらおもしろいかも..」と思ったのがきっかけで身体と心のつながりについての勉強を真剣に始めました。

「虎ノ門生まれなんです」

よくアメリカ生まれ?と聞かれるんですが、いえいえ、もともとは東京・虎ノ門生まれなんです。母の実家はお茶屋さんです。幼稚園の頃に父の都合でハワイに移りました。父は英語の教師で国際交流のパイオニア的な仕事をしていました。当時はまだめずらしかった外国人講師を日本での英語教育の現場に送りこんだり、交換留学生の制度を推進したり、今の時代では当たり前のようになっていますが当時ではまだ新しい革新的な仕事をしていました。その後、父は日本の実家の庭に外国人専用の今でいうシェアハウスを建てて、お金にない外国人留学生を受け入れて住まわせていたんですね。ほぼアメリカ人でしたが、台湾人や、アフリカ人もいました。ハウスでは父も、そして小学生だった私もまざってパーティーで騒いでいたので、いったいこれは何の集まりなのでしょうかと、よくおまわりさんが偵察に来てましたね(笑)何回もよばれるもんだからそのおまわりさんも友達になっちゃうんですけど(笑)日本に帰って来てからも常に家に外国人がいる、幼いころからそんな珍しい環境で育ちました。私の英語とコミュニケーション能力は父から与えてもらった宝物だと思っています。
最近は、旅行で東京に来た外国人の方がクラスに参加してくれる事も多いんですよ。英語すら通じないブラジル人とかスペイン人とか。私も旅先に行ってポッと参加するのが好きなんですが、先生が何を言ってるか全くわからない…..でもそれがまた楽しいんですよね。そのときは韓国だったのですが吸って吐いて、1、2、3すらもわからない(笑)でもいいんですよ。なんか楽しい。
たぶん神宮で初めてヨガを体験する方も、そんな感覚かもしれませんね。私が何を言ってるか全くわからない(笑)もしわからなかったら、ただ息を吸って吐いて隣の人のポーズをマネしてください。で、できなかったら笑ってください。それで完璧です(笑)


「ヨガを始めてから今が一番いい状態」

私、ヨガをはじめてから歳をとるのがすごく楽しみになったんですよ。20代のころはそれこそカラダが硬くてずっと疲れていて文句ばっかり言ってる毎日だったんですが、ヨガを始めてどんどん変わって20代よりも30代、30代よりも40代の今のほうがずっといい状態だと感じています。大きな意味でずーっとのぼってる感じですかね。確かにもちろん30代後半から40代になってフィジカルな部分での衰えは感じてますよ(笑)でもそれ以上に心の安定や豊かさは増えていってるんですよ。どんどん楽になってるんです。生き方がね。20代のほうがピチピチしてましたがその頃の自分には戻りたくないですもん。
カラダって面白くて心をそのまま映し出すんです。例えば気持ちが落ちている人は、下向きで背中が丸まって胸が閉じてますよね。ダメだ、と思ってがんばって立ち直ろうと思ってもそうすぐに気持ちを切り替えるのは簡単じゃない。ヨガは、心は直接立て直すのが難しいから、その代わりに外側のカラダからアプローチしていくんです。例えば、胸をちょっと開いてみる。ちょっと吸う息を長くしてみる。そうすると不思議と心も開いてくるんです。姿勢って面白いですよね、本当にその人の心のありようを表しているんですよ。

 「外でヨガ」

神宮ヨガの参加者はリピーターが多いって聞いてますけど、それはきっと相当気持ちいいからなんでしょうね〜!
実は正直私、いままで外ヨガとかパー クヨガとか、得意じゃなかったんです。そもそも地面が不安定なところでやるなんて集中できないし、練習にならないって決めつけていて、行ったことがなかっ たんです。でも去年ハワイのサンセットビーチヨガとやらに参加する事になって、それが考えを変えてくれました。実際、現場に行ってみると予想通りちょっと 芝生は濡れているし、なんか微妙に坂だし、風でマットはめくれ上がるし、先生の声は風の方向で全然聞こえないし、心の中で「いやこれ絶対ダメでしょ…」と 思っていました。でもこのサンセットビーチヨガに私の予想はおおきく裏切られたんですよ。最後、私、気持ちよすぎて1人で大爆睡しちゃって、ハッと気づい たらみんなマットを丸めて帰るところでしたから(笑)外ヨガ食わず嫌いだった自分を反省しましたね。それからたまに外でも練習するようになりました。また 全然違った感覚がまたそれもいいんですよね。非日常の環境に自分を置いてこそ見えるものがあったり、めくれ上がったマットを見て自分の反射的に取ってる心 の動きがわかったり。予想外な事がたくさん起きる外でヨガをするのってリアルな練習だな、と思いました(笑)
特に、初めてヨガをする人にとって枠にとらわれない外ヨガは、周りを気にせずのびのびと自由にできてとてもいいと思います。
 
今 回はきれいな人工芝の上で、安定した土台の神宮球場でのヨガ。上を向けば視界になにひとつ入って来ない空、限りなくあるスペースで最後は大の字で寝れる! (笑)7月14日、私も本当に楽しみにしてます。できればカラダの硬い人に来てほしいです!!会場お待ちしてますーー!!

MAYUMI
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